台風21号の影響で台湾全土が通勤・通学停止「停班停課」措置を採った10月31日(木)、台北市内の各所で倒木が発生。翌11月1日(金)は台風一過で正常運行となったが、道路上に倒れた木が交通を遮断、渋滞が発生する事態となった。
これを受け市民は蒋萬安・台北市長のFacebookページに「車道の中央線を越えて倒木や車を避けなければならない、運転技術の訓練か?」「列車も遅れている、どうやって出勤すればいいの」「市長、朝6時25分に街路樹が道路の真ん中に転がっている」などとメッセージを投稿。前夜20時、翌日の予報をもとに風雨の状況は「停班停課」の基準に満たないとして通常通りの通学・通勤を決めた市長への不満が寄せられた。
なお前夜19時時点で街路樹の倒木や建築物の損傷などの被害報告件数は11273件。倒木は2000本に及ぶとして、風雨だけでなく街の復旧作業にもう1日費やすべきとの指摘もあった。
(11月1日)