台風6号「カヌーン(卡努)」の影響で、高雄市の山間部では大雨による土砂崩れで鉄橋が通行不能となり、桃源区が8月3日(木)より陸の孤島状態となった。
(圖/聯合新聞網)
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現地の地元民らは自助会を結成、外界からの救援物資輸送を拒絶し、毎年天災による対策がないまま救援のみが行われていることについて抗議の意思を示した。
桃源区山間部では累積降雨量が500~600mmを超え、外界との重要なパイプとなる「明霸克露橋」が土石流で塞がれた。また南部を東西に横切る「南横公路」も土砂崩れにより通行不能となり、台東へ避難する道も隔たれた。
高雄市の高忠徳・市議は同地区の住民らが自助会を結成し、翌4日(水)正午までの橋の通行、1週間以内の仮設道路整備、救援物資の輸送拒否、将来的な道路工事に関しては住民の意見に従うことの4点を求めた。高市議によると、同地では毎年大雨により通行が断たれ、14年に渡り幹線道路の整備や修繕を求めてきたという。なお南横公路は12日(土)復旧の見通し。
(8月7日)