「歩行者地獄」への抗議デモ 全土の自治体に改善命令

台南市で3歳の女児が交通事故により亡くなったことを受け、各地で歩行者の安全を求める抗議デモ行動が活発化している。

女児は5月8日、母親と共に交差点を渡ろうとした際、左折車両に轢かれ死亡。母親も重傷を負い入院して治療を受けている。この事故に対し、台南市議が「国家管理の失敗により命が奪われた」「努力が足りなかった」と謝罪した。

交通部ではこれを受け、改善に関する進捗状況をネット上にて公開し、7月末までに22市縣で第一段階の改善を実施する方針。また同時に各自治体に対し、短期間で歩行者優先信号や時間差信号の設置を急ぐよう命じた。

各自治体では歩行者優先を遵守していない車両の取り締まりを強化実施。台南では5月1日〜14日、市内90カ所の交差点で9117件の違反があり、うち592件が歩行者優先に対する違反行為だった。


(5月17日)

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