〝鶏卵の乱〟卸売価格に大幅差 輸入卵投入も価格安定せず

台湾で近頃発生している鶏卵不足を緩和するため政府が手配した海外からの輸入卵が流通する中、朝食を販売する店舗では各地で入荷価格に大きな差が生まれていることがわかった。

屏東の朝食店業者によると、4月3日(月)時点での入荷価格は20台斤(12kg)で1100元、高雄では1140元。一方、台北や桃園では1600元で、前週の1500元よりさらに100元上昇している。なお20台斤の卵は大玉で160個、中玉で175~185個、小玉で190個に相当する。

輸入卵の価格について、スーパーやコンビニなど小売店では1個6.5元程度。しかし店舗や中間卸売業者では価格が非常に乱れており、人によってまったく異なる価格で入手しているという。

またスーパーでも常連客が入荷時間を確認のうえ来店し、買い占めるといった状況が発生。全聯、カルフールといった大型店は購入制限を設けた。

そのほかコンビニの「茶葉蛋」も卵が入荷できず売り切れ状態が続いている。
(4月3日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 台湾政府による「一律1万元の現金給付案」が実施されるのを前に、13歳以上の未成年については「保護者が…
  2. 王「僕、滑舌が悪いのか、商談してる時に聞き返されることが多いんですよ。『我的口歯不清楚』っと書き書き…
  3. アフリカ豚熱の影響で台中市で豚への生ごみ飼料利用が一時禁止されたことに伴い、処理先を失った生ごみが各…
PAGE TOP