新型コロナ回復後の後遺症 集中力など低下で仕事に影響

今年1月、新型コロナウイルスに感染した男性が、後遺症とみられる症状に悩まされていることがわかった。医師によると症状は「ブレインフォグ(脳霧)」と呼ばれる認知機能障害の一種で、脳に霧がかかったようになり、記憶障害や集中力の低下がみられるという。

男性は33歳でエンジニア職に就いているが、オミクロン株に感染し、PCR検査で陰性判定となり回復が確認されて3カ月ほど経った頃、強烈な倦怠感と焦燥感が出現するようになった。男性は情報工学の天才と呼ばれ優秀な人員だったが、後遺症により簡単な作業も数時間後には忘れてしまうなど、能力と効率が急激に下がったという。

WHOではコロナ感染の回復期以降に現れる長期的な疾患「Long COVID」の主要な症状について、「ブレインフォグ」のほか気力の低下、頻繁な眠気、集中力や記憶力の低下を列挙。アメリカの研究によると感染者15万人中うつを発症した人が39%、不安症が35%、適応障害38%、睡眠障害41%、ブレインフォグや注意力欠陥・健忘は80%増加したことがわかった。

(6月7日)

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