新北市在住の2歳男児が4月19日(火)、新型コロナウイルス感染による合併症で死亡したことがわかった。
男児は14日(木)、高熱と意識混濁のため市内中和区にある病院に救急搬送。ただちに気管挿管し、減圧集中治療室へ移されたが、重度の肝機能異常や血球数の低下、脳幹の水腫などが確認された。担当医師らによると16日(土)、台大医院の小児重症チームから専門家を招き治療法を検討したが、男児は敗血症から脳幹脳炎を併発し亡くなったという。
なお男児の両親によると、14日(木)16時半頃から男児の容体が急変。しかし自宅隔離中のため自ら医療機関へ出向くことができず、1922や衛生署、消防局に電話をかけたがなかなか繋がらず、およそ2時間後に搬送されたものの手遅れだったと対応を批判。新北市衛生局はこれを受けホットラインを10本増やし、対応スタッフも16~25人増員するとした。