中央流行感染症指揮センターは3月2日(水)の定例会見で、欧米が7月にも新型コロナウイルス関連の規定を大規模に解除する可能性が高いとの報道を受け、台湾は追随せず段階的に進めるとの方針を示した。
欧米諸国が2月からマスクの着用を不要とするなど一部規制を解除し始めているものの、一方で感染も広がっている状況だ。同センターの陳時中・指揮官は、欧米諸国では多くの人が感染を経験し心理的にも耐性ができているが、台湾での感染率は比較的低く、社会がパンデミックを許容できないとしている。
台湾では3月7日(木)より、ビジネス客の来台も受け入れを再開。また国外からの入境者について、隔離期間を10日間に短縮し1人1戸が確保できれば自宅での隔離措置も可能となる。陳指揮官は水際措置を緩和する一方で感染例の増加は必然とするものの、香港のようなクラスターを避けるよう尽力するとしている。
(3月2日)