「奈良美智特別展」終了 作品の台湾留置に反対

台湾で一年に渡り開催された日本のイラストレーター・奈良美智の特別展が2月13日に終了。同展のために制作した作品を台湾に残したいとの声が挙がり、ネット上でアンケート調査が行われた。

特別展は台北と高雄、台南でおよそ一年に渡り開催され、24万人を集客。奈良氏は同展示の依頼を受け、新作「Hazy Humid Day」を制作し台湾で初めて披露された。

この作品について著名芸能人や芸術家らが「台湾に残してほしい」との意思を表明。しかしネット上で行われたアンケート調査では「作者本人の意志を尊重すべき」「台湾のために制作された作品を世界で巡回させたい」として反対意見が多く寄せられた。

展覧会を主宰した文化総会は、作家と意見交換し可能性を探る方針。

(2月22日)

 圖/文化總會

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1.  台北の建國中学(建中)で行われた生徒の美術展にて、米同時多発テロ「911」を発想源とした作品が…
  2.  近頃、短期間に複数の生徒・教員が転落死する事案が相次ぎ、保護者や学生に不安が広がっている。…
  3.  花蓮近海で12月8日(月)夜、マグニチュード5.7の地震が発生し、観光名所として知られる東大門…
PAGE TOP