4人犠牲のダム増水事故 現場当直員、過失で起訴

 南投縣の武界溪ダムで昨年9月、突然の放水によりキャンプ中の家族連れ4人が流され死亡した事故で、南投地方検察署は3月18日(木)、当時ダムの制御室で当直に当たっていた作業員を過失致死罪で起訴した。

 犠牲になった4人を含む2組の家族計6人は岸辺に張ったテント内で眠っていたが、早朝に予告なくダムからの放水があり川の水が増水、テントごと流された。調査により放水の原因は、ダムのゲート開閉システムの部品が劣化していたことが判明。放水から13分が経過しダム内の水位が8㍍下がったことで低水位警報が鳴ったが、作業員は気づかず、近隣住民からの電話を受け手動でゲートを閉めた。

(3月18日)

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