嘉義市内のドリンク店で、オーダーがキャンセルされた紅茶200杯を、近隣の店舗らが協力し完売するという出来事があった。
店主によると、オーダー主はなじみの客で、多い時は1日に三度も来店していたという。この日も同様に来店し200杯を翌日19時半の納品でオーダー、支払いと配送先の連絡は翌日来店時にすると話していた。店主はこの客を信頼しデポジットなどを請求せず、予定の19時半に200杯を納品できるよう準備。ところが19時時点で先方に連絡するも返信がなく、閉店の22時が近づいたためデリバリーのグループチャット経由で近隣店舗などに状況を訴えた。するとチャットの参加店舗が次々と紅茶をオーダー、一時はデリバリースタッフがドリンク店を囲むほど。
店主は「人を信じた自分に嫌悪したが、人々の温かさに感動している」と話している。
(9月12日)