高雄市では連日の気温低下を受け、農的被害が甚大となっている。市政府は2月6日(火)、今季の農業損害状況に関するデータを発表。これによると旗山、六亀区のレンブ(蓮霧)やナツメに凍害が発生し、損害額が157万元にのぼることがわかった。
旗山、六亀区からの報告によると、損害総額は157万8000元。そのうち蓮霧が100万元近くを占め、凍害の被害面積は32ヘクタールにも及ぶ。一方玉荷包ライチは開花率が9割を突破、例年と変わらぬ水準を保っており、このまま災害などに見舞われなければ5月にも市場に出回るという。
また中部の玉山では7日(水)早朝に降雪があり、9時半時点で9.5cmの積雪となった。気象局によると、近頃降水量が増加しているのに加え気温の冷え込みも見られることから、高度3000m以上の山岳部ではいずれも降雪・積雪の可能性があるという。
また降雨により土壌が含む水量も増え、さらに地震が頻発していることから土砂崩れなど災害の発生に注意喚起を行っている。
(2月7日)