台湾衛生福利部食品薬物管理署は7月12日(水)、市販の洗剤類に関する調査結果を発表。これによると26%が成分標示と内容に差異があり不合格となったことを明らかにした。
調査は市販の洗剤類236種を対象に実施。うち48%が中国語による主要成分の記載がなく、26%が事実と異なるかまたは容易に誤解を招くとして不合格だった。
これらの洗剤類は「天然」、「無害」、「有機」、「抗菌」などを謳っており、有名ブランド「毛宝」の洗剤には「天然」及び「食品級のレモン酸」などと記載。また「古宝無患子」の洗剤も「食品級の緑茶香料」との表記で、あたかも「誤飲しても身体への影響がない」といった曖昧な解釈を消費者に与えるとして、最高で400万元の罰金が科される。
同署は消費者に対し、謳い文句に釣られず、裏面の適用対象と用途、用法上の注意を確認するよう呼び掛けている。
(7月12日)