台湾ベスト電器全店撤収 代理会社、三菱エアコンへ

 

「アクション・エレクトロニクス(憶聲電子)」が12月7日(木)、日系家電量販店「倍適得電器(ベスト電器)」の解散を発表、25日(月)の臨時株主総会での決議を経て、台湾に展開する全17店を完全撤収する。

同社は2009年10月より倍適得電器の台湾における展開・運営を担ってきた。しかしながら近年、ほかの電器店が台頭したことで経営環境も大きく変化。今年11月末の財政資産報告にて負債額が明らかになり、解散と清算を決めた。

同社は来年以降の経営改善を念頭に、日本の三菱重工の空調設備代理を手がける川菱工業グループと提携し、台湾のエアコンシェアトップを目指すとしている。同社の家電ブランド「Kolin(歌林)」では近年エアコンの売れ行きが好調。来年は川菱の工業用、Kolinの家庭用ともに商品ラインナップを拡大し、20%の増益を見込んでいるという。

(12月14日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 桃園市北区の高校で11月7日(木)、規則を破り携帯電話を所持していた学生に対し、担任教師が暴力で制圧…
  2. 台北MRT板南線で11月8日(金)夜、運行中の車両内に刃物を持った女が乗客の男性に切りかかり、男性が…
  3. 今年第25号となる台風「ウサギ(天兎)」が11月12日(火)深夜太平洋上に発生し、22号「インシン(…
PAGE TOP