台湾高等法院は7月30日(火)、信用調査会社経営者の女を、恐喝などの罪で懲役2年及び72万元の罰金を科す判決を下した。
女は2001年に信用調査会社を設立、09年頃から主に女性の不倫を専門に取り扱うようになり「信用調査クイーン(徵信天后)」の名で呼ばれる。調べによると女は2011年、依頼を受け某裁判所科長職の女性宅にカメラを設置し盗撮。女性の性行為などを撮影し、動画を流出されたくなければ離職するよう脅すなどした。また運転免許センターの職員や警察官を通じ女性の個人情報も不正に入手。女性はこの件で精神的苦痛を受け、体調に影響をもたらしたという。そのほか12年には小学校教師の女性宅に同じくカメラを設置、裸体を撮影し金銭を要求している。
なお女は開廷時、自身は会社責任者ではあるが恐喝や個人情報の不正入手には関わっていないと主張。しかしながら裁判で女の関与が認められた。またスタッフの男も懲役1年半と42万元の罰金が科された。
(7月31日)