3月中旬にトイレットペーパーの市場販売価格が引き上げられるとの噂を受け、台湾全域で消費者による買い占めが横行している。
ネット上では〝トイレットペーパーの乱〟と呼ばれ、スーパーでは売り切れが発生。ネットショッピングサイトでは100パック以上の購入の場合予約を受け付け、消費者が共同購入を呼び掛ける様子も見られる。
台湾経済研究院はこれに対し、生活用品やトイレットペーパーの値上げを近日中に行う予定であるものの、生活費からの支出割合の大きいものではなく、物価の変動もないと発言。行政院消費者保護会も、盲目的な買い占め行為が浪費に繋がると指摘した。
台湾では1970年代にもトイレットペーパーの買い占め騒動があり、国内製紙業に大きな影響を及ぼした。
(2月28日)