【ジャピュラン☆ガイド】第69回 喫茶銀河(きっさ ぎんが)

     

昭和レトロを求めて

 国慶節の連休が明け、今年はもう祝祭日なしのまま年末まで突っ走る日々。ここはひとつ互いを激励しよう、とオフィスのみんなでランチに。

 行き先はこの春オープンして話題になっていた「喫茶 銀河」。写真を見る限りそれはそれは昭和感の漂う純喫茶なんだよね。

 西門方面へ一路、10分ほど歩いて到着。近づく、中山堂の先の桃源街と宝慶路、衡陽路に囲まれた「え、ホントにココ?」というような市場の路地裏ですが、超レトロな看板を発見。12時オープンなので開いたばかりだな、早速入ってみます。

▲インテリアはもちろん、カップやグラスまで昭和感溢れる

タイムスリップを味わう

 すりガラスのドアに古いステレオ、蓄音機はないけどレコードプレイヤーの上には耳を傾ける〝ビクター犬〟のニッパーが鎮座。それから山崎ハコに竹内まりや、坂本龍一、といかにも日本のカルチャーが好きなオーナーさんのチョイスといったレコードの数々が並んでいます。おお、壁にはモディリアーニの絵が!

 3人掛けに座り、メニューから「カレー」(220元)、「焼きそばパン」「卵サラダパン」(180元)、ドリンクはもちろん「コーヒーフロート(漂浮珈琲)」(180元)、デザートに「銀河プリン」(130元)と、お目当てを片っ端からオーダー。「ソーダフロート」3種も気になるところだけど、真夏の暑い日に飲みたい感じだよね。

 まず、なぜかオーダーしていない「アールグレイミルクティ」が登場。頼んだのはホットオレとフロートだけど、なんだか紅茶のいい香りが漂ってるな~と思ってたんだよね。オーダーミスだったけど、よかったら飲んで、とのことでありがたくごちそうに。昭和の喫茶のマスターっていうと、どこか気難しそうだったり無口だったりとっつきにくい雰囲気を醸しているけど、ここのマスターはドリンクを1杯ずつソロソロしずしずと運んできてくれて愛くるしい(笑)。

 カレーは豚ひきにニンジン、シイタケを細かく刻んだキーマ風で、ほぼ辛くないタイプ。福神漬けと目玉焼きが添えられてて、食べ応えもそこそこ満足。

 このタイムスリップしたような空間、次回は本でも持ち込んで、流れる音楽にゆったり身をゆだねて過ごしたいな。

info

住所 台北市中正区衡陽路84巷3號
電話 02-2331-2261
営業時間 12時~22時(日曜は~19時)
席数 16席
予算 200元~

 

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