【ジャピュラン☆ガイド】第61回 台電勵進餐廳(タイディエンリージンツァンティン)

 
 
 
 

電力会社の職員気分で

 今回ご紹介するのは知る人ぞ知る、ある意味超有名だけどちょっとハードルの高いレストラン。その名も「台電勵進餐廳」、台電、すなわち台湾電力のスタッフ用レストランで、敷地内には旧宿舎なんかもあるの。敷地が広いんで、どこから入るのか迷っちゃう人も多いらしいけど、入り口は「75巷」の門から。旧宿舎らしき平屋の建物が並ぶ中を通って、左手に食堂、つまりこのレストランが位置しています。

 お料理は白菜の漬物と豚肉の「酸菜白肉鍋」の食べ放題をメインに、各種お料理も提供。でもほとんどの人がお鍋一択って感じね。

 お店の入り口にいる案内担当に人数と鍋を食べる旨を伝えると「豚、牛、羊全部食べる?」と聞かれます。とりあえず全部と答えて入店。案内された席に着くと、白菜の漬物と3種の肉、ネギパン「葱油餅」、おかず類の皿がじゃんじゃん運ばれてきます。そして鍋。下に炭火が入っていて、真ん中の空洞から熱い湯気が鍋全体を温めるこの形、よく考えられてるよね~。

 

▲ぐつぐつ煮立つ鍋に豚バラをしゃぶしゃぶ。お肉も白菜も食べ放題!◎

驚きの低プライス

 鍋の調味料は入り口横のカウンターから。ゴマ油やトウガラシパウダー、おろしニンニク、おろしニラ、ネギのみじん切り、醤油にゴマダレなどから好きなものを混ぜ合わせてオリジナルのタレを制作。ここでたまにスタッフのおばちゃんが「これをスプーン1杯、これは2杯」なんておせっかい…もとい、親切を振りまいてくれることがありますが、私はあんまり「台湾風」のゴマダレが好きじゃないので潔く拒否。ごめんよ~。

 「酸菜白肉鍋」というのは中国東北地方の郷土料理で、まず白菜の漬物「酸菜」を入れて煮立たせてから、一度蒸してから冷凍し、半解凍でスライスした豚肉をしゃぶしゃぶして食べるの。北方の寒さを活用した冬の発酵料理ってわけね。羊も牛もそれなりにおいしいけど、この鍋はやっぱりなんといっても豚バラですよ。

 ローカル感満点の空間でいただくお鍋、サイコー。ちなみに鍋の食べ放題は1人499元という安さ。しかもサービス料もなし。ドリンクは別料金で、ソフトドリンクは30元~、瓶の台湾ビールが80元~。

 
 
 

info

住所 大安区和平東路一段75巷
電話 02-2393-4780
営業時間 11時~13時、17時~20時(日曜休み)
席数 約100席、個室4
予算 499元~

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