隠れ家の中の穴場
オフィスを台北駅近くに移したんで、このエリアのグルメを片っ端から掘り出すぞ~! と思ってたのに、子どもが生まれてドタバタの毎日。同僚に「このへんでうまい昼メシってなんすかね?」って聞いたら、いわゆる「懶人包(ランレンバオ=まとめサイト)」を送ってきた。この中から適当に行ってみろってことか。
お、海南鶏飯の店がある。南陽街17巷っていえば〝過去クラ(過去のクライアント)〟の焼きそば屋がある細い小路だな。よし今回はこの海南鶏飯の店を覗いて、もしイマイチそうだったら焼きそばにチェンジしようっと。
しかしこの辺は小さい飲食店だらけだな。補修班街だから安かろうまずかろう的な店が多いとは聞くけど、その中から穴場な店を探すのが情報紙の務めさ。
あったあった、ここだな。ものすごい隠れ家感…オレの五感が「ここだ!」って言ってるぜ。客入りもいいし席もわずかに残ってるだけ、今のうちに入っちまおう。店名には「海南鶏飯」と「椒麻鶏飯」が入ってるから、この二つが推しなんだな。オレはやっぱり「海南鶏飯」でいくわ、キミは? 「私は『糖醋排骨飯』にします」ウチのバイトちゃん、空気読まねえな…まあいいや「椒麻雞」は単品オーダーしよう。
回転率抜群の食堂
入り口すぐの棚に置いてある内用と外帯のオーダーシートから1枚取って席についたらテーブル番号もろもろ書き込んで…と。レジで先に支払いだな。無料のスープもあるけど具がほとんど残ってないや。
「海南鶏飯」(80元)はあっという間に来たぞ、やっぱりオーダー率高いんだ。台湾のこういう昔ながらの食堂って、マニュアルなんかないだろうにホント効率よくさばくよな。
「海南鶏飯」の鶏にかかってるのはネギ&ニンニクソースだな。もうちょいソースかかっててもよさそうだけど…と思ったら、隣の人のはソース多め(笑)。そこもご愛敬だな。おかずは甜不辣とタマネギの炒めに冬瓜の煮物、ピリ辛冬粉の3つ。葉物野菜もほしいところだが、Googleの投稿写真を見ると日によって変わるみたいだ。糖醋排骨は、こ、衣厚くて肉薄いね…「ハイ、酢豚みたいです」いや酢豚だろ(笑)! 椒麻鶏はタイやベトナムスタイルの甘辛。大陸だと鶏肉の山椒煮みたいな感じだけど、これはこれでうまい。
うーんライスも山盛りだったし、ここはガッツリ食べたい時に来ることにしよう。
info
住所
中正区南陽街17巷5號
TEL
02-2314-3010
営業時間
11時~13時半、16時半~19時(土日休み)
席数
約40席
予算
100元~