李ファミリーの withコロナライフレポート 第7回 ~帰台直前編~

防疫ホテル探しは意外に難航。2部屋×15泊、費用も部屋の質も妥協したくない私に、とうとうオットが秘密の奥義を提案してきた。それが「高雄で隔離の術」。

台湾は南に下るほど宿代が安い。シンプルで清潔感のある内装、床まである大きな窓、シャワー室と浴槽が分かれたバスルーム、ムスメが遊ぶのに十分な広さ、ダブルベッド2つの豪華房2900元、標準房は2400元(各3食付)! 同条件で台北なら+1000元はするな~。2部屋で3万元の差、これならタクシーと高鐵に少々の疲労を上乗せするだけの価値があるよねぇ。よし、キミに決めた!

無事台湾の隔離先を決めてからは、今までには得られなかった、つかの間の日本帰省時間をゆったり過ごすことができた。日本の感染者数はピーク時に比べ徐々に減っていたけど、9月はまだ緊急事態宣言中。最大の目的だった100歳の祖母に何度も会いに行き、あとは都会育ちのムスメと実家の庭でトマトを収穫したり、どんぐりを拾ったり。友達に会うのも極力控え、外出せずに家族の時間を楽しんだ。

そして最後の難関がPCR検査。今は数千円で受けられるところも多いが「海外出国用」となると話が変わってくる。首都圏での検査は9800円から1万5000円ほど×3人分はやっぱり痛い出費だなぁ、と思いながら地元の病院を調べて仰天! 海外出国用自費PCRを実施している病院は近所(といっても隣町)に3軒しかなく、お値段は2万5000~4万円! 仕方なし、中でも最安値の一番小さな病院で検査の予約をした。

台湾に戻るフライトの前々日午前、病院に到着すると車中で唾液を採取。約1時間後に結果証明がもらえるとのこと。ところが電話はなかなか来ず、イライラしながら待ち4時間後、渡されたのは「日付、名前、パスポート番号、COV‐19 NEGATIVE」と印刷されたA4のペラ紙3枚。こ、これだけ? なんか、自分で作れそうだけど、これで本当に大丈夫なの…?

2万5000円×3人で計7万5000円も払って、出発前日の忙しい時に長時間待たされてこの結果、一気に不安に。頭の中で南無阿弥陀仏を唱えて心を静め「病院の名前も入れて頂けますか」「ハンコとか担当医のサイン頂けませんか」「Lab Resultのようなものはありませんか」とさらに30分ほど交渉して、やっとまともな書類を受け取った。

日本からの出国は乗り継ぎのため、札幌で前日泊。朝一番のフライトでも成田での猶予は2時間半ほどしかなく、バタバタと出国手続きを終える。どこの国も、入るのは厳しく出るのは簡単なものだ。

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