中央流行感染症指揮センターは1月1日(金)、桃園市内で12月31日(木)夜に行われたロックバンド「五月天」のコンサート会場にて、自主隔離対象者7名を確保したことを発表した。
同センターでは入国後14日間の隔離御、さらに7日間の自主隔離を要請、期間中は年末の大型イベントへの参加を禁じていた。今回は「天網」と呼ばれる監視システムを初めて使用し、イベント会場に〝電子フェンス〟を設置。遠隔操作で隔離対象者の携帯電話と連携させ、会場近くに出現した場合自動的に主催者側へ通知される仕組みで7名を探し出した。また台北市のカウントダウンイベントでも同システムを活用し、周辺にいた対象者30数名に退去を促した。
一方で、同システムについて「人権の侵害」と批判する声もある。これに対し同センターは「収集した情報は感染症予防にのみ使用し、28日後には破棄すると規定している」と説明している。
(1月5日)