インドネシア籍労働者の受入停止 家政・介護業務で人手不足に

 中央流行感染症指揮センターは11月30日(月)、インドネシアからの移民労働者に新型コロナウイルスの感染例が増えていることを受け、12月4日(金)~17日(木)の2週間に渡り同国の労働者受け入れを停止することを発表した。

 労働部によると、現在の在台移民労働者数は69万9000人。うちインドネシア籍が26万5000人を占めているが、今年10月までで83例の感染が発覚している。さらにインドネシア国内での感染拡大もあり、同センターでは2週間で現地の状況を見守り、18日(金)以降は受け入れ数の半減についても再検討する。12月3日(木)までの受け入れに関してはすでに手続きを終え航空券や集中隔離検疫施設などの手配も済んでいるという。

 11月のインドネシア籍労働者の訪台数は、1週間当たり平均677人。うち7割が家政・介護業務に、残る3割は工場など産業に従事している。仲介業者14社も業務停止を余儀なくされ、経済部では人手不足を懸念し、他国からの労働者の導入も検討する。(12月1日)

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