台湾のミュージシャンが今年末に予定しているコンサートのチケットの取引額が高騰しているほか、ダフ屋によるチケットの転売をめぐり詐欺案件も頻発していることがわかった。
コンサートを予定しているのはロックバンド「五月天」と歌手のジョリン・ツァイ(蔡依林)。刑事局によると発売から1週間の間にチケット転売で詐欺が発覚したのは52件にのぼり、金額は2000 ~ 1万元。いずれもFacebookやLINEなどSNSツールを利用し、チケット代を振り込んだ後チケットが届かず、連絡も不通となっているという。
また五月天は12月21日(土)から10公演、蔡依林は12月30日(月)から6公演を予定しているがチケットはすべて売り切れ状態。五月天は12月27日(金)に追加公演を決定し10月26日(土)に発売予定だが、こちらもダフ屋がチケットを買い占めるのではとファンらの間で懸念が広がっている。
「165詐騙諮詢ホットライン」ではファンに対し、チケットの取引は直接会って行うよう注意を呼び掛けている。
(10月24日)