行政院院長・蘇貞昌が近頃、殉職した警察官の葬儀に参列した際、芳名帳に記入した後ペンを投げ捨てたという虚偽の情報が流布されている件で、警察は7月10日(水)、動画を作成、流出させたのは新北市に住むエンジニア職の男であることを公表した。なお前日に男は自ら出頭し、流出させた行為について後悔していると述べているという。
殉職したのは、7月3日(水)台湾鉄道社内で乗客の男に刺殺された鉄道警察官。動画は蘇氏が別の集会に参加した際に撮られたものだったが、エンジニアの男は警察官の葬儀として投稿。さらに「参列したくないのなら来なければいい」などと蘇氏を批判するコメントも掲載した。この事件は台湾全土で注目を集めていたため、虚偽の投稿も瞬く間に広がったとみられる。行政院はこの投稿に対しすぐに事実ではないとして訂正するコメントを発表。
なお男には公共の秩序を乱した罪で3日以下の拘留または3万元以下の罰金が科される可能性がある。
(7月10日)