ワインと楽しむ鳥料理
枯山水を設えしっとりとした店構え。市中心部
の繁華街とは思えない空間が広がる「鳥心」は、東京・田町に本店を置く鳥料理専門店だ。
暖簾をくぐって店内に入ると、ガラス張りの焼き場を据えた14席のカウンターと、ずらりとワインが並ぶ棚が目に入る。「ワインと焼鳥、串焼きを一緒に楽しんでいただくことをコンセプトにしています」。初々しい笑顔で語るのは、店長の池田ゆかさんだ。
赤と白とのマリアージュ
同店ではフランスやオーストラリアなどから、鳥料理に合うワインをセレクト。赤・白ワイン常時18種類ほどを用意し、肉やタレの種類に合わせてオススメしている。
オーダーはまずワインを選び、例えば写真の「白レバーのムース」(180元)を。ブランデーを加え滑らかに濾したムースを薄切りバゲットに乗せ、お好みでハチミツや干しブドウ、レッドペッパーもプラス。レバーの濃厚な香りと自然の甘さ、ワインとのマリアージュはまさに完璧、焼き上がりを待つ間にぴったりの前菜だ。
また「ソリレス」(通常140元)は鳥モモの付けね部分のジューシーな歯ごたえと香ばしい皮を塩だけで仕上げた、白ワインが進む一品。台北店オリジナルの「和牛のウニのせ」(480元)は、赤ワインがほしくなる贅沢な一串だ。素材の鮮度はもちろん、串の刺し方や火入れの均一さにもこだわり、焼き上がりのふっくらとしたボリュームと美しさはお見事の一言。
今回はジャピオン読者に、「白レバー焼き」1本、または4人以上で来店するとワイン「JACOB‘S CLEEK」の赤または白を1本サービス。
ワイン棚の裏には、隠れた6人用個室も。グループで訪れるとお得な期間をお見逃しなく。
住所 中山区南京東路一段31巷6号1階
TEL 02-2521-5860
営業時間 18時~22時半(L/O)無休
席数 38席(カウンター14席、個室6席)
予算 1000元~