桃園市大渓区にある老舗飲食店「游記百年油飯」が10月17日(火)、その歴史に幕を下ろした。
同店はもち米で作る台湾料理「油飯」の専門店。当代の経営者は四代目で、毎朝5〜6時から仕込みを始め、創業時から製法を変えず、木製桶での手作りを貫いてきた。塩分と油を控え、弾力のある口当たりを特徴とし、多くの市民に愛される名店となった。
閉店に際し、経営者は同店の公式フェイスブックに、周辺の商業施設との競争に疲れたこと、跡継ぎがいないことなどを理由とし、7日(土)での閉店を発表。しかしながら突然のニュースを受け、常連客が延長を懇願し、17日(火)へと引き延ばされた。
(10月18日)