衛生福利部の最新統計によると、過去10年間で15〜19歳の少女における梅毒の感染例が53倍に急増。小学3年生の女児が感染した例も報告されており、教育関係者や保護者の間に衝撃が広がっている。
@衛福部
台湾性教育学会の副理事長で新荘国民中学の保健教師も務める馮嘉玉氏は、地元メディアの取材に対し「若年層の性行動が活発化していると感じていたが、性感染症の増加がこれほど深刻だとは予想していなかった」と述べ、深い懸念を示した。衛福部が発表した2014~24年の統計によると、台湾全体の淋病感染例は1.9倍、梅毒は約39%増加。一方で、10~19歳に限ると、淋病は6~7倍、梅毒は4倍増。特に少女の増加が著しく、10~14歳の梅毒感染は0件から17件に、15~19歳では4件から211件と53倍にまで膨れ上がった
これについて疾病管制署は「不安全な性行為」が主な原因としているが、教育界は性教育の内容に問題があると指摘。性別平等ばかりが強調され、性の健康と安全が軽視されている、性教育の知識が偏り時代に追いついていないとの声もある
(5月12日)