4月5日(土)早朝、台北市の西門町で韓国籍留学生が背後から刃物で刺されるという事件が発生した。
犯人は39歳の男で、目が合ったことを理由に突然ナイフで学生を襲い逃走。警察は約1時間後に男を確保し、酒気帯び状態であったことを確認。殺人未遂および公共危険罪の容疑で捜査を進めている。
被害に遭ったのは新北市内の私立大学に通う26歳の韓国人留学生で、台湾滞在歴は約10カ月。同日は西門町の牛肉麺店で友人の誕生日を祝った後、帰宅する途中だった。路上を歩いていたところ突然背後から刃物で刺されたという。負傷後すぐに警察に通報し、病院で手当てを受けた。「台湾は治安がいいと聞き、それが留学先に選んだ理由の一つ」「今後は安全性について考え直す」と話している。また精神的ショックが大きく外出をためらっているという。
一方、車で逃走した男は警察の調べに対し、当時友人2人と路上で喫煙していたところ、留学生らが通りすがりに自分を睨んだと感じ、怒りに任せて車から刃物を取り襲ったと証言している。
(4月7日)