6月に太平洋の島国・パラオを旅行で訪れた台湾籍女性が、入境時に「非常に屈辱的」な保安身体検査を受けたと訴えていた件で、台湾外交部はこの度、以後パラオにて不当と感じる対応を受けた場合は外交職員への連絡を求めることができることを改めて喚起した。
女性は6月17日、友人13名と共にスキューバダイビング目的でパラオを訪問。入境手続き後、女性の保安検査員2名によって別室へ案内され、着衣を取って陰部及び肛門の検査をさせるよう求められた。女性は拒否したが、選択肢はないことを告げられ仕方なく受け入れたものの非常に屈辱的で不愉快だったとしている。
女性は7月1日(月)、外交部前での会見に出席。この件について、外交部及びパラオ大使共に関心を示したものの具体的な支援は受けられなかったとして不満を表明。また同行した新党の游智彬は、外交部の林佳龍・部長を「寝そべっているだけで何もしない」と激しく批判した。
(7月3日)