殉職の消防隊員、遭難信号を発信 新竹市議、指揮官の対応に疑問

市内東区の高層マンションで発生した火災について、新竹市議会議員は6月3日(月)、消防隊員2名が殉職した件に関する消防局及び指揮官の対応に5つの疑問点を挙げた。

火災は5月26日(日)22時55分に発生。議会ではマンション住民が提供した録音音声が再生された。これによると2名は明けて27日(月)の0時10分に1回目の遭難信号を発信。内容は遭難状況のほか2名の名前と所在地を明確に示し、30秒〜1分おきに全5回発信。これに対し現場指揮官からの応答は0時15分で、所在地を尋ねるものだったという。

席上で消防局長及び隊員の同僚らは録音を聞き号泣。消防局は、当時現場の通信状況が劣悪で、マンション内の住民には聞こえていた音声が指揮官のもとには届いていなかったと説明。一方で西側階段や14階、地下1階などにいた隊員とは連絡が取れていたという。

また2名の名前は現場に急行した隊員のリストに入っておらず、さらにマンション内に入り救援を行うよう命じた人物も不明の状態。さらなる調査を進めるとしている。

(6月4日)

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