台中市の和牛焼肉店2店で、期限切れの牛肉やタレ類の使用が疑われる件で、台中地方検察署は4月24日(水)、両店の立ち入り捜査を実施した。
問題が発覚したのは西屯区の日本人経営店「和牛EMPEROR(エンペラー)」と西区勤美商業エリアの「御帝和牛焼肉」。「御帝~」も日本人料理長が在籍し、いずれも人気店。「エンペラー」では牛肉など12品目が期限切れ。人気の「ハラミ」は期限を3~5カ月過ぎていた。店主は「スタッフ教育用に使う」と説明したが、実際に客に提供していたことが発覚し、16日に即時休業を命じられた。また「御帝」は期限切れのほか、期限改ざんの疑いもある。
地検署は24日(水)「エンペラー」の日本人経営者や「御帝」の台湾人経営者、料理長などスタッフ計8人を召喚。「エンペラー」元スタッフは経営者について、故意に期限切れ品を提供し客を人と思わないなど、悪質な人物と証言している。
(4月25日)