11月26日(土)に行われた統一地方選で、蔣萬安氏が台北市長に当選するなど、21縣市のうち13のトップを国民党候補に奪われる結果となり、与党・民進党は大敗を喫した。 民進党候補が当選したのは嘉義縣、台南市、高雄市、屏東縣、澎湖縣の3縣2市のみ。国民党は今回新たに台北市、基隆市、桃園市を奪還した。桃園市は当選が見込まれていた民進党候補者が、疑惑や不祥事により出馬を辞退し、厳しい状況だったという。なお嘉義市は候補者の急逝により12月に投票を延期。 これを受け蔡英文・総統は民進党の党首を辞任表。同じく蘇貞昌・行政院長も辞任の意向を口にしたが慰留され、留任となった。蔡総統は用意済みの原稿を読み上げる形で謝罪と辞意を述べ、これに対し国民は不快感を覚えたとして「テレプロンプター(読み上げ機)」と皮肉った。 民進党は2024年に予定されている総統選に向け、慎重な次期党首選びが行われる。 (11月28日)
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