【トリビア~ン台湾】Vol.35 中元節は先祖への供養を

8月の終わり頃、オフィス街でビルの前に机を出し、お菓子や線香を供えている人たちを多く見かけましたが、あれは祭日だったのでしょうか?

8月の終わりなら、「中元節」でしょうね。道教の年中行事の1つで、この日は祖先や〝好兄弟〟と呼ばれる無縁仏の霊を慰めるためお供え物をして供養します。

<解説>

旧暦7月15日、今年は新暦8月25日(土)がこの日に当たります。台湾各地で「普渡」と呼ばれる儀式が行われますが、霊たちは旧暦7月(いわゆる「鬼月」)の1カ月間、この世に滞在するので、「普渡」の儀式を行うのは旧暦7月1日から30日であればいつでもよいとされていますが、やはり旧暦7月15日の「中元節」に行うところが多いですね。「普渡」のお供え物には、山のものと海のものを代表するショウガと塩が入っています。

オレンジをくわえたブタもお供えの定番

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 台北市内の幼稚園で、教師が児童を帯同する修学旅行に、澎湖・金門または東京・大阪各7日間のプランが提案…
  2. 問台湾人の同僚が「おばさんが来たから体調がよくない」と言っていました。家庭の事情が複雑なのかな、と…
  3. 新北市永和区で4月15日(月)、私立専門学校に通う外国籍の男子学生が川で溺死する事故が発生した。…
PAGE TOP