台風休暇でMRT駅超満員 北部3市6年ぶり分離決定

大型の台風8号「マリア」到来により、台湾北部の台北・新北・基隆の3市〝北北基〟では7月10日(火)16時から該当区域の企業や学校を休暇とする〝停班停課〟を発令。台北市内の各MRT駅では同時刻以降、退社・下校し家路を急ぐ人々で溢れ返った。

台風の影響は同日23時頃がピークとされたが、22時時点で各市政府は翌11日(水)の〝停班停課〟状況を発表。新北市が休暇を決めた一方で、台北市長・柯文哲は平常通りとする決定を下した。これは2012年に3市と桃園市を含む「大台北生活圏」でコンセンサスをとるようになってから初めての分離決定となる。チャットアプリ「LINE」のモバイルニュースサービス「LINE TODAY」では、22時に休暇の可否を配信、同時刻前後にアクセスするユーザーが急増し一時音声や画像の送信が不能となった。

交通面では、台鐡が10日(火)正午より北部方面への路線で運行を休止したほか、空の便も14時頃から航空各社が運航を取り止めた。

(7月12日)

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