台北市長選への出馬を表明した陳時中氏は7月18日(月)、衛生福利部長と中央流行感染症指揮センターの指揮官を正式に退任。後継として、衛福部長には薛瑞元・前次長が、指揮官には医療応変組の王必勝・前副組長が就任した。
同日、衛福部1階ホールには、各部門の職員らが陳氏の見送りのため集合。職員らが一時的に業務を離れ「ありがとう」と言葉をかけると、陳氏も涙を浮かべて手を振り応えた。
また副指揮官として陳宗彦氏も同日付で退任。陳宗彦氏は、陳時中氏の感染が発覚した今年6月、指揮官代理として業務に当たっていた。
後任の指揮官となった王氏は内科医出身で、陳氏率いる「防疫五月天(メイデイ)」の1人として荘人祥氏、張上淳氏、羅一鈞氏とともに台湾における新型コロナ対策を担ってきた。しかし昨年10月、15歳下の看護師との不倫関係がメディアによって暴かれ「不適切な関係だった」と説明し謝罪している。
(7月19日)