花蓮で4月2日に発生した列車脱線事故の犠牲者遺族や負傷者の支援を目的に、衛生福利部が開設した募金に対し、19日(月)までに11億元を超える寄付が集まった。衛生福利部がこの度書面で報告した。
募金については蔡総統や頼副総統、蘇行政院長もそれぞれ個人名義で、1カ月分の所得を寄付。計35万1000件の寄付があり、総額は11億1086万元にのぼる。
衛生福利部では寄付金の用途について、全額を犠牲者とその遺族、負傷者、事故に関わる人のみを対象に「使い切る」と強調。内訳は犠牲者遺族に各1500万元、犠牲者や負傷者の子女が大学を卒業するまでの教育補助金として約1億2000万元、また負傷者には傷害の程度に応じて各10万~700万元を給付。さらに負傷していないが、事故を目撃し心理的なダメージを負った人には1人につき1万元が給付される。
一方、政府機関主導の募金活動に対する疑問の声や、用途、金額が適切かどうかを問うことも挙がっている。
(4月20日)