衛生福利部の陳時中部長は12月24日(木)、航空関連業従事者の隔離期間延長について「検討する」とする一方で「3~5日の隔離でまたすぐに乗務に就く」「隔離期間を14日間にすれば航空業界は破綻する」と話した。
陳部長は同日メディアの取材に対し、253日ぶりの市中感染発生について「報告を受けため息が出た」と落胆。また感染源となったパイロットについて「調査に対し非協力的」と批判した。
同パイロットは3日間の隔離後に台北市内を出歩いたことが判明したものの、接触者など詳細な情報提供に応じず、さらには感染自体を否定しているという。また同僚の証言で、咳などの症状がみられたにも関わらず機内でマスクを着用していなかったこともわかっている。
これを受け長栄航空は12月23日(水)、マスクを着用せず、共に乗務していた同僚を感染させたとして、NZ籍パイロットを解雇することを発表した。
(12月24日)