台湾各地で3月14日(水)、東南風と偏南風の影響により気温の上昇がみられ、最高気温が26~27度を記録。西部で30度を超えるなど温かい日となった。
しかしながら早朝は中部以北で14~17度、東部でも18~20度と低温。午後になり各地で断続的な雨が降るなど天気の変化が大きかった。明けた15日(木)は雲が移動し、一転して雨に見舞われた。
また大気汚染に関し、気象予報員・彭啓明はここ数日の安定した天気により大気が停滞し、汚染レベルも深刻な状況であると指摘。降雨による霧の発生で湿度も上昇しているとした。
そのほか環境保護署が14日(水)に開催した環境影響評価会議の席上で、新北市瑞芳区にある深澳發電廠の環境影響評価について討論が交わされた。同発電所が2013年に稼働停止して以来、周辺海域ではサンゴやウミガメが目撃されるなど環境汚染・破壊からの回復がみられる。しかしながら宜蘭縣政府は同発電所の開発案に関し、台湾電力に環境差異分析報告書に同縣の空気及び環境に対する影響が含まれていなかったことを指摘した。
(3月15日)