台北市中正区で一昨年5月、女性が殺害後遺体を切断・遺棄された事件で、最高法院は4月7日(火)、犯人の男を無期懲役とした。一審の死刑を覆す判決に、被害者の父親は「納得がいかない」と話している。
現場は中正区華山エリアの「草原自治区」と呼ばれる場所で、犯人の男は女性に性行為を要求したが拒否され、強姦した後に首を絞めて殺害。遺体を施設内に隠し、翌日解体して遺棄したほか、一部を自宅に持ち帰り標本として保存した。
最高法院の呉燦院長は、男の手段は非常に残酷で遺族への謝罪もなく、また犯行を認めておらず後悔はみられないとしながらも、自首した点を認めたと説明している。
(4月9日)