台北市では7月19日(水)正午過ぎ、最高気温38度、板橋区でも37.5度に達し、今年の最高気温を記録した。
気象局によると、太平洋からの高気圧に覆われたことが原因という。今後1週間の日中はやはり晴天が続くが、午後になると局地的な降雨も予想される。
衛生福利部は7月以降、熱中症などで救急外来を訪れた人が365人に上っていることを発表。体温や心拍数の上昇、眩暈、吐き気、けいれん、失神など症状は様々だが、いずれも屋外の高温下にいたとみられる。しかしながら医師らは近頃、節電のため室内でも冷房を使わず、水分不足で脱水症状を起こして救急外来へ運ばれる高齢者が増えていると指摘。とりわけ屋外や工場など高温下での労働者は水分補給が最も重要と注意を促している。
なお中国山東省に住む女性が、出産後女性は産後の体調を回復させる中華圏の風習〝座月子〟に則り、室内で冷房や扇風機を使用せず布団を被って過ごし熱中症を発症。内臓にまで損傷が達し死亡した。
(7月20日)