台北市立聯合医院昆明予防治療センターにて、エイズ患者3000人余りの個人資料が流出していたことがわかった。
資料は一昨年12月、ある医療従事者がネット上で注射針の使い回しによる感染回避に関する論文を閲覧していた際、台湾の感染者リストが添付されているのを発見。リストには、氏名に身分証番号、生年月日などが記載されていた。
台湾では1990年からエイズ患者及びHIV感染者の個人情報公開を禁止している。
衛生福利部は直ちに資料を削除し調査を開始、リスト制作に携わった研究員の過失が疑われている。
これを受け、同センター主任は患者らへ謝罪した。
(6月20日)