ひと串ひと串丁寧に
通化夜市にほど近い、通化街沿いの串焼き専門店「貳玖道場」。店頭に置かれた和太鼓の看板が印象的だ。店名の「貳玖」は、日本語の「肉」、英語で「2 two」と「9nine」の発音を「tonight」に掛けたもので「今夜、肉を食べよう」との思いを込めた。
日本の調理師免許も持つ料理長・一尾さんは、串焼きの要件である「仕込み・串打ち・焼き」を丁寧にこなす。
定番の「もも串」(50元)は炭火の遠赤外線が皮目をパリッと、中はとろける柔らかさに焼き上げる。軟骨入りでコリコリした歯ごたえを楽しむ「つくね串」(70元)は、甘辛ダレと卵黄に絡めて口当たり滑らか。鶏3本、豚3本に前菜一品が付いた料理長おまかせ「串焼きセット」(300元)はお得で、あれこれ食べたい向きに合う。
厚切りの「牛タン」(130元)と、軽やかな弾力のある「ハラミ」には、沖縄産天然塩に昆布と干し椎茸、貝柱を混ぜた自家製旨味塩を振り、まずひと口。その後はお好みでワサビや七味、柚子胡椒で加減するのもおもしろい。
地鶏スープで頂く絶品温麺
今回は酒のアテにぴったりの「珍味三種盛」と、さらに「アサヒ生ビール」をプレゼント。コリコリ食感の中華風「クラゲ」、貝の甘みにピリ辛キムチがよく合う「北寄貝キムチ和え」など、小鉢全8品からオススメの3つを盛りつけた。氷温熟成由来でまろやかな旨味の「梵艶・純米大吟醸」(1000元/300mm)がついつい進む。
肌寒いこの季節には、鶏骨を2日煮込んだ「濃厚白湯麺」(120元)を。白濁した濃厚スープに、歯ごたえのあるツルっとした冷麺を入れる温麺は、地鶏スープとの絡みが最高だ。
さあ、今宵は気の合う仲間と「肉道場」で会おう。
Info
住所
大安区通化街145號
TEL
02-2732-5567
営業時間
18時~翌1時(時間制①18時~21時半、②21時半~翌1時、ラストオーダー①20時半、②24時半)
席数
18席
予算
500~850元
エリア
通化街