【今週もゴチになります】紀どり —焼鳥バル—

懐かしい和風洋食の味

林森北路5條に今年3月オープンした焼鳥バル「紀どり」。居酒屋風の外観に反して、その実日本風の洋食メニューを多く揃え、ウイスキーやワインとともに楽しめる和風の洋食バルだ。温かみのある白木の店内は、テーブル間に仕切りを置き半個室風に。落ち着いてそれぞれの時間を楽しむための配慮が感じられる。

同店では〝日本人が懐かしさを覚える洋食〟をテーマに、この道〇十年の橋口料理長が腕を振るう。アヒージョは今回サービスの「きのこ盛り沢山」(190元/小、250元/大)、「イカとキャベツ」(210元/小、280元/大)が人気だ。ご飯ものは、これまた鶏ガラをじっくり似て野菜を多種投入した「カレー」(280元)はチキンorカキの2種。トマトが効いてカキの臭みもマイルドで味わい深く、東京の老舗洋食店にも引けを取らない。

タレまで完全自家製

一方、とりあえずのビールと一緒につまむならやはり「焼鳥」(70元~)。タレもせせりを煮込んで引いた出汁から手作り、イチオシの「つくね」は塊肉を叩いてこねた完全自家製。そのほか鮮度のよさから半レアで提供する「レバー」に希少部位「白子」と、焼鳥メニューに魅せられた常連客も多いらしい。また夜中に捕れたアオリイカの「一夜干し」(350元)、歯を立てると海の旨味が染み出てきて、お酒も進むというもの。

KAVALANウイスキーに同社のBuckskinビール、焼酎、サワー、日本酒に加えワインもチリ産、フランス産までひと通り。日本産ビールは「オリオン」(グラス130元、ジョッキ150元)、これは野原店長の故郷・沖縄は名護市のものだ。飲み放題は8人以上の場合、事前予約で399元。

「紀どり」と言いながら気取らずうまいものを出す。店員のハキハキした対応も居心地がよく、つい足が向いてしまう店だ。

Info

住所 中山区林森北路85巷14號

TEL 02-2536-1022

営業時間 17時半~24時(ラストオーダー23時半)

席数 60席(個室1、最大12人)

予算 300元~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 台中市内で近頃、路上を歩くハトを避けようと急ブレーキを踏んだバイクに後続のバイク2台が追突する事故が…
  2. 問TVを見ていたら「別CUE我」という言葉を知りました。ですが、使い方や意味が今ひとつわかりません…
  3. 歴史に葬られた最悪の事件「福田村事件」監:森達也出:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コム…
PAGE TOP