立法院は11月30日(金)、「動物感染症予防条例改正案」を可決し、旅客が検疫を受けずに持ち帰る肉類及び肉加工製品の取り締まりを強化、最高罰金額を1万5000元から100万元に引き上げたことがわかった。
中国ではアフリカ豚コレラが多発、20の省にて81件の症例が報告されている。しかしながら中国からソーセージなど肉製品を台湾に持ち帰る旅客も多く存在する。
蔡英文総統は21年前に口蹄疫が大発生した際、養豚業における損害額が1700億元にものぼったことを指摘。国外の畜産場見学やネットでの外国肉製品の購入を控え、海外からの肉加工品の持ち帰りは言わずもがなと呼び掛けている。
立法院では同日午前の議題を急遽変更、同項を第一案として審議。海外から不法に肉類及び肉加工品を持ち帰った場合の罰金額を3000~1万5000元から1万~100万元へ引き上げることを決めた。
なお同ウイルスは冷凍肉でも1000日間生存できるという。
(12月1日)