新北市三峽区で5月に発生した車両衝突事故により3人が死亡、12人が負傷した件で、新北地検署は7月14日(月)、車両を運転していた78歳の男性に「未必の故意(による殺人)」の疑いがあると認定したものの、当人死亡のため刑事訴追を見送り、不起訴処分としたことを発表した。
@聯合新聞網
検察によると、車両には機械的な異常は見られず、アクセルやブレーキにマットや異物が干渉した形跡もなかった。また飲酒や薬物の影響も確認されず、持病はあったが意識喪失などもなかったとされる。
またドライブレコーダー映像の解析では、時速104・6kmに達していたことが確認され、ハンドル操作によって右に回避した後、再び左に切り返して車線中央に戻るなど、意図的な運転操作が行われていたことが判明。ブレーキを踏んだ形跡は一切なかったという。
なお一部報道にあった「車内で粉圓を食べていたために事故を起こした」との見方について、検察は車内の状況を検証し「粉圓は衝突の衝撃でこぼれたものとみられ、事故原因とは無関係」と否定した。
(7月14日)