金門縣の金城中学校で実施された定期試験で、不適切かつ下品な表現を含む問題が出題されていたことが明らかになった。
@自由時報
問題が出題されたのは、今月初めに行われた中学3年生の健康科の定期試験。「聯華電子」創業者・曹興誠氏の不倫スキャンダルに言及し「40歳年下の愛人が性病を持っていた場合、妻に感染させるリスクがある」と記述し感染形式を問う設問に対し、回答の選択肢として「兵乓(ピンポン)式感染」「69式感染」「撞球(ビリヤード)式感染」「伝教士(宣教師)感染」などの性的含意を持つ語句が並んだ。
そのほか著名人への揶揄や女性を蔑視する表現も多数あり、教育現場としての常識を逸脱しているとして、ネット上で批判が殺到。学校側は事態を重く見て謝罪を発表し、校内で審議を開始したと明かした。
なお出題者の教員は2023年には縣政府から優良教員として表彰されている。SNS上では「過去の試験でも同様の問題が出ていた」との指摘が相次いでおり、単なる一教員の問題にとどまらず、学校全体のガバナンスや監督体制の不備が問われる事態となっている。
(5月11日)