民衆党は1月11日(土)、台北市内の「自由広場」にて収賄罪などで起訴され勾留中の柯文哲・前主席の保釈を求める大規模集会を開催。同党の発表によれば15万人が参加したという。
自由時報
民衆党は台湾の第2野党で、柯氏が創設し主席(党首)を務めてきた。2022年までの台北市長時代に商業施設の再建入札を巡り、業者から賄賂を受け取った疑いで勾留されている。同党は柯氏の勾留について、頼清徳政権による政治的弾圧と主張。集会は「孤立し不当に扱われる」ことを意味する「釘孤枝」をスローガンに掲げ、支持者の結束を表明し柯氏の保釈を求めた。
一方、集会の参加者数について、同党は現地で15万人、オンラインが15万人の計30万人と発表。しかし警察の推定では現地が1万人、ネットユーザーの推定は1万5000人とされ、政治評論家は「15万人は過大であり、オンライン視聴数も操作された可能性がある」と指摘している。
(1月11日)