中央流行感染症指揮センター医療対応ユニットの羅一鈞・副ユニット長が12月14日(水)、新型コロナウイルス感染による隔離を経て約1週間ぶりに定例会見に復帰。近頃、感染力が強く重症化しやすく、致死率も高いと噂される変異株BQ.1.1通称「ケルベロス(地獄犬)」について、感染力は強いが重症度や致死率は他オミクロン株と同等であるとして噂を否定した。
この名称はドイツのウイルス学者が10月頃にツイッターにて使用。羅氏によると、単にウイルスの種類と特徴を識別するために用いたものであり、その名前から症状の重さや致死率などを誤解する人が多くみられたため、近頃はあまり使われていないと説明した。
また王必勝・指揮官は中国のゼロコロナ政策終了による流行を受け、来年の春節休暇の帰省ラッシュに際し、再びの大きな流行が予想されると指摘している。
(12月14日)