全世界を巻き込み猛威を振るった新型コロナウイルス。
そんな「コロナ禍」ももう終息に近づきながら、ウイルスの変異により感染力はまだまだ高い状況です。
同僚や家族の感染が発覚し、もしや私も…と検査してみたら、まんまと陽性判定が!
そんな時に取るべき手順についてまとめました。
中国語に不安がある方にはなかなかハードルの高い作業が伴いますが、
友人や知人の助けを借りて乗り越えましょう。
1.感染が発覚!どこに報告すれば?
①webサイト「COVID-19 外来診療所の検査陽性結果診断」にアクセス
②居住している市・縣をクリック
③「居家照護診所」(=オンライン診断を受け付けている診療所・医療機関)
リスト(pdf)をダウンロードし、最寄り(またはアクセス便のいい)の場所を選択
④選んだ診療所・病院に電話し、陽性判定が出た旨を伝える
ここですぐに診察できる場合もありますが、予約して待つ可能性も。ビデオか通話かも診療所により異なります。
⑤携帯電話のSMSメッセージで送られてくるリンクから「感染報告サイト『COVID-19 確診個案自主回報系統』」に必要事項を記入する
※個人情報のほか、濃厚接触者(感染発覚から2日遡り15分以上マスクなしで会話した相手など)の情報も求められます
なお、健康保険署のスマホアプリ「健保快易通」からも報告が可能です。
「健保快易通」アプリをダウンロード(※健康保険証番号とパスワードが必要)
・Appleはコチラ
・Androidはコチラ
使い方はコチラ(※中国語)
2.抗原スクリーニング検査の陽性判定について、医師の診断を受ける
①抗原スクリーニング検査の陽性結果を手元に用意し、ビデオで見せる
②症状の有無、ある場合はどんな症状か(発熱、咳、のどの痛み、胸の痛み、頭痛など)を伝える
③感染したと相互に確認できればOK
(※確認できない場合はPCR検査、医師の判断を仰ぐ)
なお、スマホアプリ「健康益友」からもオンライン診察予約が可能です。
「健康益友」アプリをダウンロード
・Appleはコチラ
・Androidはコチラ
使い方はコチラ(※中国語)
3.治療薬はどうやって手に入れる?
①医師に処方箋を発行してもらう
②家族または友人が代理で処方箋を取りに行き、薬局で薬を購入、届けてもらう
(病院でそのまま受け取れる場合もあります)
※上記「健康益友」アプリを通じ、薬を配送してもらうことも可能です
「藥師調劑諮詢送藥到府地圖查詢」を選択、マップで最寄りの薬局を検索してください
4.感染した場合の隔離日数は?
隔離7日間+自主健康管理7日間となります。
感染が発覚した翌日から1日目となるのでご注意ください。
5.感染者が注意すべき8つの症状
①発熱はないが心拍数が1分当たり100回以上
②喘息症状や呼吸困難がある
③皮膚や唇、爪が青紫色になっている
④胸部の傷みや圧迫感がある
⑤意識がはっきりせず発作的な症状がある
⑥飲食や薬の服用ができない
⑦過去24時間以内に排尿がない、または尿量が減少し脱水症状がある
(目の落ちくぼみ、涙が出ない、舌や口腔内の渇き)
⑧血圧が90mmHg以下
上記のような症状がみられる場合はすぐに医者に連絡するか、救急外来へ。
医療機関を訪れる場合は徒歩のほか、友人や家族の送迎、防疫タクシーを利用しましょう。
6.隔離はいつどうやって終わる?
7日間の隔離が満了したら、自動的に解除となります。
その場合は抗原検査やPCR検査を行う必要はありません。
7.陰性になった後、また陽性に…どうすれば?
人によっては隔離最終日の7日目に陰性判定となった後、また2日程度で陽性が現れることがあります。
多くは検査のミスによるものですが、体内の抗原量が不足した場合に偽陰性を示すことがありますので心配し過ぎないようにしてください。
感染が発覚し、療養している間は水分をとり、食欲がなくても規則的な時間に食事をし、薬を飲んで安静に過ごしてください。