台中市内の小学校で今年3月、6年生の男子生徒と教師の口論が発生し、男子生徒が「ティーボール(楽楽棒球)」のバットで教師を殴打。翌日、教師が不満を持ち警察に通報したところ、警察が保護者や監督者の同伴なく生徒を派出所に連行した。この対応について保護者らから批判が集中している。
発端は授業中に生徒に分配する道具が不足していたことで、不満に思った生徒が教師に暴言を放ち、教師との間で口論に発展。また生徒がバットで教師を殴打したが、教師が制止しその場を収めた。翌日、生徒は暴力について謝罪したが、教師はその態度が悪かったとして警察に通報。学校を訪問した警察が調査のため男子生徒を連行した。
この件で台中市警察局は対応に過失があったとして、担当した警官2人に懲戒処分を下した。また盧秀燕・市長は謝罪を受け入れず通報した教師を「教育者として不適任」と非難している。
(12月3日)