市場の奥のローカル店
台北駅界隈は新しくてチープなファストフード系チェーンか、自助餐や弁当が多いけど、どれもこれもマンネリしてきちゃったな。台北駅の裏側まで足を伸ばしてみるか…とグルメブログを斜め読みしてたら、なんと創業76年の老舗魯肉飯店を発見! 写真を見る限りおいしそうだし、たまには台湾らしいローカルランチってのもいいよね。
台北駅の下を走る地下街は迷宮ってよく言われてるけど、私はもうスイスイ歩けちゃうんだよね~。こんなの香港にあった九龍城に比べればどうってことないわ。いや九龍城には行ったことないけど。三越から向かいに渡って台北地下街「Y区」へ降りて、13番出口から出ると「六分埔」と呼ばれる服飾市場。この奥にある日本食材店「めこ食品」はよく賞味期限当日のものが投げ売りされてて、賞味期限をまったく気にしない私の生活を支えてくれる実にありがたいお店なんだ。
▲キュウリの漬物と金針菜のスープはマストオーダー!
カロリーなんか気にしない
長安西路に出る手前の路地は青果店や飲食店が並んでるんだ。この中の1つが…あった~! インテリアは新しいけど、イスやテーブルは年季の入った紅木でいい感じ。
メニューは魯肉飯が小30元、大40元に控肉飯と腿庫飯が70元、綜合豬腳飯は95元か。んじゃ魯肉飯と控肉飯、15元の目玉焼きをトッピングして、あとはキュウリの漬物に季節の茹で野菜、スープは金針菜とスペアリブにしようっと。
そういえば腿庫飯や知高飯、控肉飯ってどれも同じに見えるけど? 「腿庫は後ろ足、知高はお尻のあたり、控肉は腹肉よ」とはお店のお姉さん談。調べたところ、控肉が一番脂身が多くて、カロリーでいうと控肉、腿庫、知高の順に高いみたい。いいんだ、今日はカロリーなんか気にせず食べたいものを食べるんだ。
ここの煮込みはけっこう八角が効いてるタイプだな。キュウリのあっさりした味とこってり肉がバランスを中和してくれるわ。金針菜もちゃんと乾燥したのを水で戻してからスープに入れてるみたいで、歯応えがあっておいしい。
1911年に大稲埕で創業、2代目は台中でお店をやってたけど3代目になって台北のこの場所に戻ってきたんだって。帰る道すがら買い物もできて便利だし、しょっちゅう徘徊しようっと。
info
住所
大同区長安西路220巷17號
TEL
0988–051–825
営業時間
11時半~19時半(日曜休み)
席数
約20席
予算
約120元